何もできず

新型コロナ感染症のパンデミックに揺れる世の中。

多くの病院にて様々な規制が掛かり始めた3月初旬。

母娘念願のアブレーションを受けることに。

運動開始から心拍数が最高潮になるまでに起きる期外収縮。

運動後、心拍数が低下する際に起きる期外収縮。

出現している場所が異なるこの2つの期外収縮の発生源のある部分の心臓内部の筋肉を焼却するカテーテルアブレーション。

両太ももに小さな傷を作り、それぞれの太ももから静脈と動脈とに管を通し、心臓に到達させる。

当然のことながら、運動をしながらの手術は出来ない。

全身麻酔で行うため、薬剤を用いて運動により体内に起こる様々な変化を引き起こして行う。

手術室前室では、いつも通りの「いってらっしゃい!」「はいよ~ じゃ~ね~」という緊張感のない母娘のやり取りに看護師さんも笑う(笑)

最初の手術が一番大きいものだったのもあり、3回目の今回は緊張感は全くない。

新型コロナ感染症の影響で待合室が封鎖されており、娘の病室で仕事をしつつ、スマホをいじりつつ待つ。

5時間と言われていたのに、4時間半経たずに戻ってきた娘と主治医や看護師さんたち。

主治医「結論から言うと、何もできませんでした。」

え? えええーーー???

主治医「まぁ、想定の範囲内ではありましたが、ここまで全く期外収縮が出ないと何もできませんし、成長と共に期外収縮が減るというのはありますから、もしかしたらこの先減少傾向にあるかもしれませんし、経過を追っていかないと何とも分かりませんが、とにかく今回は薬剤をあれこれ試してもどうにも症状が出ませんでした。」

あぁ、そうか・・・なるほど・・・と、納得するしかない状況。

娘の心臓、頑固者だなぁ・・・(笑)

動脈に穴が開いた娘は1ヶ月の運動禁止。

運動再開してみて、まだ症状が出るのかをしっかり把握したいところですね。

QT延長症候群2型の娘のこと

13歳にて遺伝子検査により先天性QT延長症候群の診断がおりた娘の治療や生活について載せています。 致死性不整脈の1つ、突然死の原因となる【先天性QT延長症候群】。 厚生労働省の難病指定から外れましたが、完治することのない病気です。 5歳から始めたバトントワーリングというスポーツでは、選手として活動してきました。 治療により体調や日々の生活に大きな影響があります。 それでも毎日を元気に生きています。

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