左交感神経切除-手術-

WEB上にて ”手掌多汗症” ”交感神経切除” と調べると、術式を読むことができます。

ここでは患者側から見た手術に関することを書いてみます。

【手術前】
・CTで交感神経の位置を確認。
・動脈瘤を予防するために弾性ストッキングを着用。これが結構きつい。なかなかはけない。

・手術9時間前にごはんを軽く食べて、4時間前で水分は終了。

・全身麻酔でおやすみなさい。

【手術中】

・脇の下のくぼみの割と前に近い方に1カ所、脇の下より背中側に2カ所、1~2cm程度のメス。

・背中側の一つに直径1cmくらいの柔らかい管を挿入して、肺の空気を抜く。

・残り2つに胸腔鏡をそれぞれ挿入。

・交感神経をカット。出血があればガーゼや胸腔鏡のハサミの先から電流を流して血管を焼くなどして止血。

・胸腔鏡の挿入口を縫合。

【手術直後】

・レントゲン等。

・ICUで経過観察。

・肺の空気を抜いた管(ドレーン)は入れたままで48時間。

・右上腕に強い痺れ、左上腕に軽い痺れ。

・カリウムを静注。

QT延長症候群2型の娘のこと

13歳にて遺伝子検査により先天性QT延長症候群の診断がおりた娘の治療や生活について載せています。 致死性不整脈の1つ、突然死の原因となる【先天性QT延長症候群】。 厚生労働省の難病指定から外れましたが、完治することのない病気です。 5歳から始めたバトントワーリングというスポーツでは、選手として活動してきました。 治療により体調や日々の生活に大きな影響があります。 それでも毎日を元気に生きています。

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