2回目の心肺停止
朝の薬の飲み忘れにより、夕方に心肺停止、ICU入院を経験した一か月後。
外来受診の心電図にて、QTc=590という延長が認められていた夕方。
夜、朝の薬から14時間経過した夕飯の前に、またしても心肺停止を経験。
寝そべってゴロゴロしていた時に急に立ち上がり、椅子に座ったところでめまいを感じ、そのことを私に訴えようと数歩歩いたところで目を見開いて後ろに倒れる。。。
一か月前と同じように、顔面蒼白、呼吸、脈ともになし。
すぐに胸骨圧迫を開始して、AEDを装着。
ところがまだ心肺蘇生に至っておらず、意識も戻っていないのに
AEDからは
「ショックは必要ありません」
というアナウンスが。
胸骨圧迫開始、AED装着から1分半~2分程で意識を取り戻した娘。
前回と異なるのは疲れている様子であること。
棚の角に頭を打ったらしく頭を少々痛がる。
それにしても、心室細動ならショックを与えないと心臓は正常な動きを取り戻さない。
LQTによる心事故は、トルサード・ポアンツ(心室頻拍)からの心室細動による突然死とされているのに、AEDからのアナウンスから、どうも様子が・・・
心室細動が勝手に止まることはない。
心室細動による心肺停止にてショックが必要ないほど心臓が疲弊するのに一分という短い時間な訳はなく、また、もし心筋が疲弊していたのあれば、そこから胸骨圧迫だけで蘇生することも考えにくい。
心室細動による心肺停止ではなく、薬の副反応による洞不全?心静止?による心肺停止では?
と疑ってみるものの、素人考えでしかなく・・・
後から主治医には「Tdpが起きた後、心静止の状態が起きることがあります。」とのこと。
ではやはりTdpか・・・
2回の心肺停止はガイドラインによればICDの植え込み適用は間違いなし。
また、一日2回の薬で前の服用から14時間での心肺停止により、半減期8時間のカルベジロール(アーチスト)では、娘の命は守れないという恐怖を覚える。
救急搬送されて入院3日後には退院。
主治医からは「娘さんは大きな失神の後、それが続くことがないから、入院していてもできることがないんですよね」
確かに。
けれどまた倒れて、今度は戻ってこられなかったら?
医師に話をしたら、血中カリウム濃度を調べてくれて、カリウム製剤を追加処方してもらうことになった。
次倒れたら・・・を考えると怖いことを主治医に伝え、退院日には、他の薬も提案してくれたことのある、ICD植え込みが行える大学病院に紹介状を書いて頂き、診察をしてもらうことに。
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