QT延長を疑わなかった理由

熱性けいれんや小児てんかんを疑った理由。

1)発熱時にけいれんや意識喪失をすること。
2)母親の私が小さい頃に2回、熱性けいれんを起こしていること。
3)娘の従姉妹が小児てんかんで投薬治療をしていたこと。(思春期が過ぎると薬が不要になりましたが。)

QT延長を疑わなかった理由

1)遡ること3世代に渡って、突然死した人が一人もいないこと。
2)遡ること3世代に渡って、60歳未満で循環器科のお世話になった人がいないこと。
3)運動時にけいれんや意識喪失をしていないこと。

遺伝性QT延長症候群 という名称も用いられるこの疾患。
優勢遺伝の疾患とされていますが、30%の人は家族歴がない孤発例。
父親も母親も妹も遺伝子検査の結果、娘と同じ遺伝子座に異常なし。
娘は孤発例なのです。


QT延長症候群2型の娘のこと

13歳にて遺伝子検査により先天性QT延長症候群の診断がおりた娘の治療や生活について載せています。 致死性不整脈の1つ、突然死の原因となる【先天性QT延長症候群】。 厚生労働省の難病指定から外れましたが、完治することのない病気です。 5歳から始めたバトントワーリングというスポーツでは、選手として活動してきました。 治療により体調や日々の生活に大きな影響があります。 それでも毎日を元気に生きています。

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