高校受験

2月に私立と公立の高校の受験がありました。

どちらも自宅から一番近いバス停からバスに乗り、10分程で着く距離の高校。

私立の方はクラス編成が豊富な学校だったため、受けるコースさえ間違えなければ安全圏。


公立の方は中学校の成績が影響するため、試験での得点が何度か受けている模試や学力テストの平均値がボーダー。伸るか反るか?!


私立では、事前の受験相談にて、「QT延長症候群」という疾病があり、欠席や遅刻・早退が多いことを申告しました。相談の際もAEDを持って行っていましたし、中学校と高校の先生同士の受験相談でも娘の疾病について話して頂きましたが、特にこれということもなく受験日を迎えました。


保護者の付き添い禁止だったため、終わる頃に迎えに行くと、娘の姿はすでになく。同じ中学校から受験していた子が多くいたので「娘を見なかったか?」と聞いたら「先に帰りましたよ~」とのこと。娘、歩いている時には絶対に発作を起こさない自信があるし、日常的に単独行動を禁止されているため、ここぞとばかりに歩いて帰宅。親の心配、子知らずです。


公立の方では、事前に「体内にループレコーダーが植え込まれていること」「教室に、ループレコーダーのリモコンとAEDを持ち込む許可の申請」を中学校の先生経由で管轄の教育委員会に伝えて頂きました。


すると・・・指定品以外の持ち込みの申告書というものを書いて中学校に提出し、中学校から高校の管轄の教育委員会に提出して頂き、後日中学校経由にて「持ち込みを許可します」という通知文が届きました。


が、持ち込み許可だけにとどまらず、一緒に記載されていたのが「試験中の保護者の方の同伴、校内待機」でした。まぁ、そうよね。間違えて試験中に倒れたら大変ですものね。インフルエンザの流行する時期でもありますし、以前、それで倒れた実績のある娘ですので、同伴できるのはかえってありがたい。


迎えた試験当日。娘と共にいざ!受験!

娘は試験会場の教室へ向かうも、母は事務室に挨拶して書類を見せると、日当たりの良い和室に案内して頂き・・・そこから7時間以上、その一部屋にひたすら待機。一応仕事の材料とお弁当を持って行きましたが、校門を入るとすぐに外出不可と言われたため、ふう、セーフ!


試験の後、出てきた娘の表情から、あ!これは受かるかも?!

ドキドキの一週間・・・


結果。


どちらも合格を頂けて安堵して卒業イベントを迎えました。

疾病があってもちゃんと高校生になれる。。。本当によかった。。。

QT延長症候群2型の娘のこと

13歳にて遺伝子検査により先天性QT延長症候群の診断がおりた娘の治療や生活について載せています。 致死性不整脈の1つ、突然死の原因となる【先天性QT延長症候群】。 厚生労働省の難病指定から外れましたが、完治することのない病気です。 5歳から始めたバトントワーリングというスポーツでは、選手として活動してきました。 治療により体調や日々の生活に大きな影響があります。 それでも毎日を元気に生きています。

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